● 古城錦

「古城錦」の圃場の様子
昭和43年に青森県農業試験場が、新潟から取り寄せた酒造好適米「五百万石」と青森県産米「青系50号」を人工交配させて開発・育成した酒造好適米品種です。

後に「古城錦」と命名された本品種は、青森県産初の酒造好適米奨励品種に推奨され、その評価は「五百万石」に勝るとも劣らぬものであると言われましたが、実状はほとんど酒造米として使用されることなく、採用年次は昭和55年までとわずか12年という短いものでした。

弊社では、今では“幻の米”とまで言われるようになった本品種「古城錦」の種籾をやっとの思いで探し出し、特定の農家に栽培を依頼することで復活させ、平成3年の造りから仕込みを開始して「田酒 古城乃錦」として地元向けに発売しています。