● 火入れ


              P.ho.t.o b.y 名智健二 (.C).2005
上槽された清酒の殺菌と酵素の働きを止めるため、60℃前後の熱を加える事によって低温殺菌します。これは「火落ち」[※1]を引き起こす乳酸菌の一種、火落菌を殺菌するのに非常に効果的で、新酒の貯蔵前の重要な作業です。

また、純米大吟醸や純米吟醸酒は、酒自体の香りや旨みをそのまま封じ込めるために瓶詰め後、特製の瓶燗機で64℃まで一本一本丁寧に加温し、瞬時に冷却する事でヒネ[※2]を防ぎます。<上画像参照>

この後、貯蔵タンクや瓶で熟成された『田酒』が皆様のお手元へと届きます。